鳳凰山登り直し行・2

南御室小屋で荷物を減らし、再び尾根に沿って登り始めます。樹林帯の残雪に足を蹴り込んで一歩一歩踏み越えながら進むと、1時間余りで森林限界を超え、一気に展望が開けました。山々にはまだ雲がかかっています。


B20170609_019_1_960px.jpg
砂払岳付近より北岳・仙丈ヶ岳方面 2017/6/9


白いザレ砂の急坂を登っていった先に、建替え工事中の薬師岳小屋が現れました。ここに泊まれれば、さぞ素晴らしい夕焼け朝焼けの空を拝めたことでしょう。それは次回以降の楽しみにすることにして、大工さんたちが行き来する中を通り抜けてさらに先へ行きます。


B20170609_024_1_800px.jpg
工事中の薬師岳小屋 2017/6/9


薬師岳を過ぎて、現れました。今回のお楽しみのひとつ、キバナシャクナゲの花。開花間もない頃だったのでしょうか、まだつぼみがたくさん。英語ではrhododendron aureum、直訳すると黄金のシャクナゲ(^^)


B20170609_033_1_960px.jpg
キバナシャクナゲ 薬師岳~観音岳 2017/6/9


観音岳は薬師岳から40分ほど。ガスが一瞬さーっと晴れて視界が開けました。あとひといきです。


B20170609_036_1_960px.jpg
観音岳 2017/6/9


標高2,840mの観音岳頂上に着きました。オベリスク方面はガスが重くたちこめていてダメでしたが・・・


B20170609_040_1_960px.jpg
観音岳頂上から地蔵岳方面 2017/6/9


仙丈ヶ岳のガスは取れました(^^) カールに雪がまだたくさん残っています。


B20170609_042_1_960px.jpg
観音岳頂上から仙丈ヶ岳方面 2017/6/9


で、薬師岳のほうに向いて、来た道を戻りましょう。


B20170609_045_1_800px.jpg
観音岳頂上から薬師岳方面 2017/6/9


帰途、砂払岳付近から見た北岳と間ノ岳。この日ガスが完全に取れた姿を見ることはとうとうできませんでしたが、ガスをまとった姿もまた、そこはかとない神秘の味わいがあって(笑)いいものです。


B20170609_053_1_960px.jpg
砂払岳付近より北岳・間ノ岳方面 2017/6/9


スタコラサッサと歩いて、観音岳から小屋まで1時間足らずで戻りました。あとは、缶ビールを片手に同宿の方々と山の話でもして、夕飯そして夕暮れを待つのであります。


続きます。


スポンサーサイト
2017-07-08 : : コメント : 6 :
コメントの投稿
非公開コメント

稜線に出ると
苦労して登攀して稜線にたどり着くと
パッと視界が開けて素晴らしい光景に
なるようですね!
この場所には訪問したことはありませ
んが一緒に登っているように楽しみま
した。
2017-07-09 13:49 : ヒメオオ URL : 編集
No title
白でも黄色でもない微妙な色のシャクナゲですね!
アルプス(フランス)の高山植物の生息範囲が、温暖化のせいで少しづつ標高が上がってきてるというのをテレビで見たことがあるのですが、日本でも同じようなことが起き始めているのでしょうか。
高山植物というと貴重なものが多いですから、山から姿を消すようなことになってほしくありませんね。

それにしても綺麗な山の景色ですね〜^^。
雲がよぎる時にヒンヤリとする感覚を思い出しました。
これから絶好の登山シーズンになりますから、気をつけてお登りになってくださいね^^。
2017-07-10 06:07 : yoyo URL : 編集
ガスの山容も
 はっきりとパノラマやスカイラインを楽しめないと嘆く者もおりますが、刻々と山の姿を変えて見せるガスの楽しさも捨てがたいのですよね。私は遠くの雲海からの尖兵が絶え間なく足元を通り過ぎる稜線歩きが好きでしたね。
2017-07-10 15:27 : さぶちゃん大魔王 URL : 編集
Re: 稜線に出ると
ヒメオオさん、こんばんは!

そうなんです。樹林が終わって視界を遮るものがなくなると、晴れてさえ
いれば、それはもうパラダイス(笑)のようで!

それで突然チョウなのですが、タカネヒカゲはいつもこういう開けた場所で
見かけます(もちろん決して多くはないです)。眺めはよいけれど風雪に
さらされる場所で、厳しい環境に耐えて生きているのだなあといつも感心
します。


2017-07-13 21:32 : 椿の茶屋 URL : 編集
Re: No title
yoyoさん、こんばんは!

なるほどー、そうなのですね。欧州でも温暖化で高山植物は苦境に立たされつつ
あるのですか・・・。日本の高山植物の中には、国内でそこにしかない、という
ものも多いです。また最近は平地の動物(鹿や猿など)の生息域までもが上がって
きて、高山の植物や動物の生息が脅かされるということも残念ながらよく聞かされ
ます。

ニューヨークに住んでいたとき、夏休みになるたびにスイスの山っていいなあと
いう誘惑に駆られました。航空券は決して安くはなかったし、結局は家族が待つ
日本へ戻るのが常でしたが(笑)、お話を聞くとつい、ヨーロッパの山を歩いて
みたくなります・・・(^^)


2017-07-13 21:42 : 椿の茶屋 URL : 編集
Re: ガスの山容も
さぶちゃん大魔王さん、こんばんは!

雲海からの尖兵というのは、ちょうど雲の海のほとりを歩いているような感じ
でしょうか・・・うまく言えませんが・・・そういう光景に出会ったことは
ほんの数度しかないのですけど、ドラマチックでいいですね。稜線くっきりの
青空もいいですが、たしかに、雲の表情もまた、山の風景の大切な一部だと
思います(^^)


2017-07-13 21:46 : 椿の茶屋 URL : 編集
« next  ホーム  prev »

プロフィール

椿の茶屋

Author:椿の茶屋
そうなったら、瞬間に向かってこう呼びかけてもよかろう。留まれ、お前はいかにも美しいと。

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR