金峰山・2

3年半使ったノートPCの調子が悪くなって(OSの勝手アップデートのせいです、たぶん)あれこれいじったものの症状が改善せず、仕方なく買い替えました。写真はすべて外付けハードディスクにバックアップしてあってまったく問題なかったんですが、古いPCのハードディスクに保存していたWordとExcelのドキュメントをうっかり避難し忘れ、その子たちをすべておじゃんにしてしまって大いに落ち込んでいるところであります。頭に血が上ってたのかなあ、もうショックが大きくって・・・明日会社休もうかな・・・(できませんけどね)

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さて、いささか退屈な樹林帯の中を歩くこと2時間余り。樹林帯が突然途切れてシャクナゲの群生の中に入ったと思ったらそれもすぐ終わって、あっという間にハイマツ帯に突入。ゆるい起伏の向こうに見える青空が、頂上からの大展望を期待させてくれます。


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金峰山頂上付近 2016/8/7


しかし、樹林帯の中を歩いていて気づかないうちに、ガスは着々としのびよってきていたのであります。お隣の瑞牆山の頂上は雲に隠れようとしていました。その向こうにそびえるはずの八ヶ岳も、また。


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金峰山頂上付近 2016/8/7


ガスは南側から上がってきていたようです。頂上すぐ南の五丈岩。よじ登って遊んでいる人多数。


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金峰山頂上 2016/8/7


続きます。


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2016-09-29 : : コメント : 6 :

金峰山・1

敬老の日の三連休(9月17~19日)は南アルプスの某山岳にいるつもりだったのですけど、雨がちでしかも稜線は荒れる可能性があると気象予報で聞かされたもので、口惜しさをかみしめながらすべてをキャンセルし自宅に閉じこもり。ただいま(17日朝)東京の上空が晴れているのがその口惜しさをますますあぶり立ててくれます(笑) 9月に入って、山行計画をもう2回見送りました。この秋はほんとによく雨が降ります。


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日付は少し遡って8月7日(日)、夏休みを取る目途も立たずひたすら長時間残業にあえいでいた時期の週末。土曜日は疲労でぐったり、日曜日になってやっと家からはい出して日帰りで山を目指しました。山梨県の勝沼から北へ、舗装はされているけれども狭い林道を延々と上がっていったところにある標高2,365mの大弛峠(車道の峠としては日本一高い場所にあるらしいです)が今回の登山口であります。そこから目指す金峰山まで標高差200m余り、登りコースタイム2時間30分。百名山にランクインするような立派な山をてっぺんの尾根筋だけつまみ食いしてそれでこの山を味わったことになるのかいなという気もしていささか気が引けたのですけど、身体と時間は上述のような状況でありますから麓からガッツリ歩くことなど、とてもとても。たとえ横着登山でも行かないよりは意義があるってもんだろ、と自分に言い聞かせて(^^;)出かけました。人気の山だけあって午前7時、峠の駐車場はほぼ満車。かろうじてすべり込み、歩き始めます。

登山道の周囲には、雲取山の頂上付近にあるような針葉樹林。やはり同じ奥秩父の一続きの山なんだなあと雲取山に思いをはせながら尾根をゆるゆると歩きます。展望が開けたと思ったら、このあいだ登った北岳と間ノ岳が木々の向こうに見えました。


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朝日岳付近より白峰三山方面 2016/8/7


こちらは目指す金峰山の五丈岩。その左にのぞいているのは甲斐駒。


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朝日岳付近より金峰山方面 2016/8/7


続きます・・・


2016-09-17 : : コメント : 6 :

南アルプス北岳・9


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間ノ岳付近より北岳方面 2016/7/24


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北岳トラバース道 2016/7/24


間ノ岳から北岳方面へと戻り、八本歯のコル経由で花咲く道を広河原へ下山しました。梅雨明け間近の北岳・間ノ岳、以上です。ご覧いただきまして、ありがとうございました。


2016-09-10 : : コメント : 6 :

お手本としての岩波写真文庫

岩波写真文庫というのは、ある程度の年代以上ならばご存じの方も多かろうと思います。昭和25年から33年にかけて計286点刊行され、日本各地に暮らす人々を視座の中心に据えてそれを取り巻く自然、社会、政治、科学技術などをテーマにしていました。内容的にはやはり当時の時代精神を反映しているなと思わせられるところも中にはありまして、たとえばある巻から一節を引用いたしますと・・・
「かつては没法子(メイファーズ)という言葉が中国のものであったと伝えられているが、その中国の民衆はいつの間にか没法子をかなぐり捨てて、たとえば世界史に類例のない大土木工事を人民の幸福のために行っているという。」
政治や思想は時代が移るにつれて変転するものだと思いますがしかしそれは別として、岩波のこのシリーズには、写真をどのように用いまた向き合うかという点について示唆があるのではないかと前からひそかに思っておりました。

写真①は椿の茶屋蔵書の一部です。


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写真① 岩波写真文庫(オリジナル版)
(注 左下の「九重山群」は岩波写真文庫に似せた別もの(大分県庁発行・昭和33年)です。同文庫の影響が当時かなりあったことをしのばせる資料としてここに入れました)


またその後ごくたまに一部が復刊されていて、写真②の右上は昭和62年にやや大型の判で印刷されたもの(写真の焼きが雑に見えてあまり好きではないのですが)、黄色い宣伝ステッカーが貼られた左上の二冊は平成19年版で、これは下段に並べたオリジナル版と同じ大きさに戻りました。

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写真② 岩波写真文庫(上段4冊が復刻版)


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岩波写真文庫に収められた写真の特徴を自分なりに挙げれば、以下の三点ではないかと思います。お読みになったことのない方に表紙の写真だけ見せていきなりこんなことを申し上げるのも何かもしれませんけど(^^;)・・・
写真そのものは平易だが狙いは確かである。
   写真一枚一枚はありのままを平易かつ実直にモノクロで撮ったものでありまして、掲載された中からひょいとつまみ上げて写真コンテストに持っていけば賞を取れるような写真ではありません。アサヒカメラ誌か何かの記事だったと思いますが、終戦後の物資のない時代であったので、カメラマンに支給されたのは50mmの標準レンズ一本だけであったとかいう話を読んだ記憶があります。しかし、何を撮っているかという狙いは一枚ずつはっきりしているなと思います。
文章と写真の相乗効果がある。
   紙面に占める面積でいえば、写真5に対して文章1くらいの割合でしょうか。もちろん一般論として文章だけ、あるいは写真だけで何かを伝えたり主張したりすることはできるわけですが、しかしこの本から文章または写真のどちらかを取り去ってしまうと感動は薄れるだろうと思います。つまり、両者が相乗効果を発揮することによって成り立っている本です。
メッセージがしっかりと感じられる。
   写真の狙いが的確であるという一つめのポイントとも関連するところですが、結局これが一番大事なのでしょう。たとえば写真①の右上に写っている「廣島 戰爭と都市」は、あのオバマ大統領も見学した広島の原爆資料館の展示と同じくらい、いやそれ以上に、読む者の心に訴えかけてくるものがあると思います。終戦直後の占領中にこのような本を出版することはできなかったはずで、日本の独立回復を待って昭和27年に刊行したのでしょう。いえ、これほど主義主張のはっきりしたものでなくても、たとえば写真①上段の「忘れられた島」や都道府県別の新風土記シリーズなども、その土地の人々の暮らしぶりやそれを取り巻く風土などを冷静な目で眺めエッセンスを淡々と伝えています。「屋久島・種子島」には宮之浦岳登山に関連する記述も多数(^^) 被写体の本質を見出して写真に仕上げるには撮る以上に見ることが大事だ、と申しますが、岩波写真文庫の編集部やカメラマンも撮影の前後には取材を入念に行っていたのかな、きっと、と思います。

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本が好きで神田神保町に通い詰めていた学生時代のひととき、箱にごっそり入って古本屋の店頭に並べられているのを読んで何ともいえない感動を受けたシリーズでした。椿の茶屋にとってこの本は、刊行から60年以上を経た今読んでも内容がとても新鮮に感じられ、写真のあり方としてのお手本、といいますかひとつの目標であり続けているようなものです。

最も被写体にされやすいものは、美しいもの。美しいというのはもちろんひとつのメッセージである(したがってそれ自体写真としてアリである)が、しかし美しいものからも醜いものからも、特異なものからも平凡なものからも目をそらさない。目の前の事実すべてに目を向け、事物の背景までつかみ取って写真に収め、文章と組み合わせて冷静に提示する。えらそうなこと言いやがって、お前できてんのか? といわれると・・・あんまり出来ていないのですが、なんとかそれを目指したいなと・・・思います(笑)


2016-09-04 : 機材・写真って : コメント : 4 :

南アルプス北岳・8



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間ノ岳頂上 2016/7/24


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間ノ岳頂上付近 2016/7/24


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間ノ岳頂上付近より農鳥岳方面 2016/7/24


爽快で豪快で愉快な標高3,000mオーバーの稜線でした。


2016-09-03 : : コメント : 8 :
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椿の茶屋

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そうなったら、瞬間に向かってこう呼びかけてもよかろう。留まれ、お前はいかにも美しいと。

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