夏ぎりぎり北アルプス・2

トラバース道はやがて沢を横切って水場のそばを通り過ぎ、そこから胸突八丁といわれる長さ1kmほどの急登の道が稜線に向かってのびています。

せっかちな性格だからか(?)平地での歩行はかなり速いほうですが、バテを怖れて山ではとにかくゆっくり歩くように努めています。20代の若者にはかなわないにしても、まあそれでもコースタイムよりは多少速いし。自分のペースをつかみ、精神状態を平静に保って一歩一歩ゆっくり歩きさえすれば(そうすること自体が実は言うほどやさしくなかったりすることも多いわけですが)さほど疲れずに何とかなるもんだと思います。

そうやって胸突八丁を通り過ぎ、登山口から約4時間半。常念乗越で稜線に出ます。さて、ということで西のほうを見やると、ガスに隠れたり現れたりではありましたけれど、ともかくここでどうしても見たかったものが姿を見せてくれました(^^)


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常念乗越 2014/9/9


ここから常念岳頂上までは標高差さらに約400m。常念小屋を眼下に見ながら、石のごろごろした、やや歩きにくい急坂を登っていきます。道端にはトウヤクリンドウの白い花。ぽつりぽつり、目立たずひっそりと咲いています。もう秋ですねえ。


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トウヤクリンドウ 常念岳 2014/9/9


しかーし、お花や隣のお山の姿なんぞ優雅に見ていられるのはここまででした・・・

運動不足のツケが回ってきたのであります。山頂まであとわずか、岩の上に置いた片足の足首に力を込めた瞬間、うっ、痛みが・・・(真っ青)。アキレス腱を切ったわけじゃないことはすぐ分かりましたが、これ以上のトラブルを抱えるリスクは負えません。ストックで片足をかばいながら、頂を踏むことなく、たったいま登ってきた坂を下りる羽目に(T_T)

乗越へ戻って小屋に入った椿の茶屋を、夕暮れどきのお山のシルエットがなぐさめてくれるようでした。明日はどうなることやら。


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常念乗越 2014/9/9


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常念乗越 2014/9/9


続きます。


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2014-09-27 : NEW YORK CAFÉ - 日本 : コメント : 12 :

夏ぎりぎり北アルプス・1

さて、いつもの通り(笑)帰国時は山行です。ちょっと長い休みだったので、北アルプス裏銀座4泊5日縦走!! なんて大それたことも考えたのですが、ニューヨークでなまりまくった今の体力ではちょっと無理かなーと弱気の虫が騒いだもんで、単発登山です。

9月9日(火)早朝、椿の茶屋は長野県・安曇野から山を分け入った一ノ沢というところにおりました。林道の終点、標高約1,300m。

目指すは手堅く(^^;)常念岳であります。標高2,857m。標高差およそ1,500mですから、その限りでは白馬とか雲取山と同じくらいです。

登山口付近から見えた山頂。遠そうだなあ。


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一ノ沢(常念岳) 2014/9/9


さわやかな沢の音を聞きながらゆるゆると登ります。


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一ノ沢(常念岳) 2014/9/9


常念岳の山裾に達したようです。えぇーこれ登るのぉー! っていうくらい大きな山ですねえ。天気が持ちますように・・・


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一ノ沢(常念岳) 2014/9/9


お花畑は秋模様になっていました。ミヤマトリカブトがわさわさ咲いております。花言葉は「人嫌い」(^^;)。トリカブトの花園なんて、ギャグマンガのネタにでもなりそうですな。


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一ノ沢(常念岳) 2014/9/9


ピンクのシモツケソウも花盛り。


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一ノ沢(常念岳) 2014/9/9


やがてルートは沢から離れ、切り立った急斜面のトラバース道となります。この細くて急な沢では、大雨による増水で流されたとかこの急斜面で谷底に転落したとか、そういう遭難事故があるようですね。疲れて足がもつれるようなときや悪天候時だったら、さもありなん、です。ぶるぶる。


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一ノ沢(常念岳) 2014/9/9


続きます。


2014-09-20 : NEW YORK CAFÉ - 日本 : コメント : 10 :

輝ける海と空と

9月1日(月)、アメリカはレイバーデーでお休み。学校では新学期が始まり、ビーチなどはだいたいこの三連休でおしまいになるので、いわば夏の終わりを告げる日です。

マンハッタン島の最南端まで地下鉄で下り、そこからスタッテン島行きのフェリー(なんとタダ!)に乗りました。船が目的地の島に近づくころ、島とブルックリンとを結ぶ巨大なヴェラザノ橋が見えてきます。完成当時は世界最長を誇った吊り橋だとか。

広い海はまだ夏色に光っていました。波のない光る海面を見ると、故郷の海を思い出します。白い雲がわき、大きな空には小さな飛行機が広告の横断幕を引っ張って飛んでいます。


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ヴェラザノ橋(スタッテン島) 2014/9/1


・ ・ ・ ・ ・


さて、所用でしばらく茶屋をお休みします。次に記事を更新して皆さまのところへおうかがいできるのは9月20日頃の予定です(^^)/


2014-09-06 : NEW YORK CAFÉ - アメリカ : コメント : 6 :

ほっとする街

週末、マンハッタン島を南下し、イーストリバーの下をトンネルでくぐるか上を橋で渡ります。ブルックリンまで地下鉄に乗って30分たらずの旅。

一言でブルックリンといってももちろんいろんなところがあって、椿の茶屋などが歩き回るのはまあ繁華街のうちに入ります。が、それでも歩いていてほっとするのです。マンハッタンの高層ビルの谷間の、灰色で無機質で息苦しい街並みを抜け出してひと息ついた解放感とでもいいましょうか。東京にたとえると西荻窪をもうちょっとおしゃれにしたような感じかなーと、個人的には思います。

こだわり系のコーヒー屋さん。いつも行列ができてます。ここは近々東京にもお店を開くと聞きますので、ご存じの方もおられるかと。東京でもおいしいやつを飲ませてくれますように。
しかしこの界隈にはもっと混み合っているコーヒー屋さんもあったりします。


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ウィリアムズバーグ(ブルックリン) 2014/8/31


ブルックリンを本拠にしているカバン屋さんのショップ。語源は日本語?? 今は日本でも札幌から那覇まで、結構いろんなところで売られていると知りました。
40代のオッサンが持てるようなシロモノではありませんが(笑)


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ウィリアムズバーグ(ブルックリン) 2014/8/31


新しいものあれば古いものあり。歴史のありそうなビヤホールの建物です。壁にはめこまれた消えかかった肖像は、ドイツ皇帝とオーストリア皇帝。


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ウィリアムズバーグ(ブルックリン) 2014/8/31


流行の先端と猥雑なところ、きれいなところと薄汚れたところが微妙な釣合いを保っている面白い街です。マンハッタンのSoHoなどよりもローカルな感じがいいですよ(^^)


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ウィリアムズバーグ(ブルックリン) 2014/8/31


2014-09-02 : NEW YORK CAFÉ - アメリカ :
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Author:椿の茶屋
そうなったら、瞬間に向かってこう呼びかけてもよかろう。留まれ、お前はいかにも美しいと。

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